電験三種の資格は転職に有利

雑学

電験三種という資格は皆さんご存知でしょうか?

電気を学ぶ高校や大学の出身者なら知っている人も多いと思います。

今回は転職になぜ有利なのかと電験三種の内容と合格する方法を記事にしたいと思います。

ちなみに僕は平成27年の合格者です。

電験三種の凄み

電験三種に合格出来ると電気のエキスパートとして認知されます。

というのもビルや工場など電気を使用する場所には必ず電気点検をする監督者を選任しなければならない規則があります。

これは法律で決まっている事項なので絶対です。

この監督者としてなれる資格が電験三種になります。この上には更に二種、一種がありますが扱える電圧の大きさが違います。

  • 三種は5万ボルト未満
  • 二種は17万ボルト未満
  • 一種は全ての電気を扱えます

一種はまさに神ですね!

詳しく言うと電気事業用工作物を扱えるということになるんですが、

電力会社が運用する発電所や配電や変電などが当てはまります。

この資格を持ってさえいれば、電気がある所にはかかせない存在になるので、仕事には絶対困らないということです。

実際日本の90%は三種だけで充分賄えます。

二種と一種は三種の資格を持っていれば認定でとれるので、電験三種をとれれば全然大丈夫なわけです。

試験を受けるには

受ける際は実技経験も必要なく1年に1度の筆記試験のみになります。

どなたでも受ける事が出来るので、小学生でも持つことが可能です。

試験内容

  • 理論
  • 電力
  • 機械
  • 法規

の4科目全てに合格する必要があります。

1度に全て合格する必要はなく3年間で全て取れれば見事合格です。

合格した科目は翌々年まで科目合格とみなされるので3年以内ということです。

合格率

合格率は毎年10%以下となっています。

どれか1つでも受かった人の科目合格率は30%程度となっています。

ちなみに過去10年分のデータでは

受験者数469468人
合格者36598人

となっています。

47万人に対して、3万7千人ほどしか合格者はいません。

かなり難しいことが分かりますね。

電気主任技術者の必要性

経済産業省が平成30年に出した資料によれば、2045年にはビルの増加と人材の需給減により第3種電気主任技術者が4千人程度不足すると予想しています。

また、自然エネルギーの代替によりさらに大きな発電所を担う第2種電気主任技術者はさらに不足すると見込んでいます。

国がこの資格保持者の数を増やすように推進しているので、今後さらに必要とされると考えられます。

また必要とされる分、賃金も高くなることも考えられますね。

経済産業省の議題案

https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/pdf/016_05_00.pdf

未経験者でも必要とされる

経験者じゃないと募集はしていないんじゃないかと、せっかく免状を持ったのに不安になる人は多いと思います。

しかし、この資格を手にするのは容易ではないことと政府が経験乏しい人材でも採用の促進を計っているので、今後必要とされることが多くなると考えられます。

実際働きながら現主任技術者のもとで学べれば良いので、資格さえ持っていればまず問題無いです。

現に募集内容に未経験の資格保持者大歓迎の転職内容があります。

未経験募集サイト

https://求人ボックス.com/第三種電気主任技術者-未経験の仕事

電験3種に合格するまでの勉強法

僕は合格するまで3年かかりました。

平日は毎日出勤前の朝1時間の勉強と、休日は3〜5時間くらいしました。

こんなにしなくても合格出来る人はいると思います。

僕は覚えが悪いので時間がかかりました。

で、勉強法ですが、

何も分かってない状況であれば、まずこの参考書を一通り読みます。

このシリーズの4科目全て僕は買いました。

大体の理屈が分かったら、次にこれ。

これはもの凄く活用しましたね。

これも当然4科目全て買いました。

正直この参考書を繰り返すだけで合格出来ると思います。

僕は8割型この参考書でずっと勉強していました。

そして絶対欠かせない10年分の過去問です。

昨年の問題だけは試験前までに残しておくのをオススメします。

かなり丁寧に解説されてるので必需品ですね。

あとは予想問題集も僕は解きました。

これはバカに出来ませんよ。

似たような問題が本当に出たので、不安な人は買う事を勧めます。

以上の紹介した参考書を繰り返すだけで絶対合格出来ると思うので参考にしてみて下さい。

合格後の会社内での評価

僕の会社では資格に合格すると、月一回行う全体ミーティングで表彰されます。

表彰されることで皆んなに資格を保持したことが分かるわけですが、

明らかに秀才として扱わられるようになりました。

会社の人数は300人くらいで、持っている人は僕を含めて4人しかいないっていうのもあると思いますが。

皆んなの話し方が低姿勢になったというか、この人は頭が良いから気をつけて話さないと的な感じです。

実際僕は頭良くないんですけど。

あとは資格手当てが毎月7000円貰えるようになりました。

年に84000円もプラスになるので大きいですよね。

また、後輩からも慕われるようになります。

これが僕にとって1番気持ちが良いことかなぁって思います。

生意気な後輩ってどこの会社でも必ずいると思いますが、この資格を持っているだけでバカにされるような態度をされることがありません。

  • どこの会社にも行けるじゃないですかー
  • 凄いですねー
  • 天才じゃないですかー

っていうのを新しく入る後輩から必ず言われます。

その度に気持ちが良くなるので、本当にとって良かったなと思います。

おわりに

資格って持っているだけで良いことがたくさんありますが、この資格は格別に良いと思います。

今後必要とされる資格で間違いないですし何歳になっても、または死ぬまで働けるので損はないと思います。

また、独立して1人で稼ぐことも可能なので、定年になった時の小遣い稼ぎにもなります。

努力が必ず報われるので、目指す人は頑張って下さい。

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