一般的に高年収は羨ましいものですが、実際は人の心理としては幸福感とは関係がないようです。
内閣府の令和元年「満足度・生活の質に関する調査」によると世帯年収の2000万以上3000万未満までは比例上昇するみたいですが、それ以上の年収になると上がるほどに満足度、幸福度は下がる結果となりました。
これは世帯年収なので共働きということで考えれば個人収入は1000万から1500万円くらいになると思います。
僕からしたら1000万収入なんて絶対無理だし羨ましい限りですが、そんなに幸福度はないことに驚きです。
年収が上がるほどストレス値も上がる
仕事への責任が大きくなる上、人間関係のいざこざやストレスもお金とともに多くなります。
年収1000万円以上の割合は男性で7.7%、女性で1.2%となっています。
割合として低いので当人としては鼻高ですが、「心」と「お金」のバランスは難しいものですね。
年齢が上がるほど幸福度は下がる
内閣府の令和元年の調査で、男女共に年齢が上がるほどに幸福度は下がり、定年を迎えて会社勤めが終わるとまた幸福度が上昇するという結果となりました。
また働く目的も年齢層で変わっていき、「お金を得るため」だけの目的の人は20から50代までが多く、特に30から40代前半に目立ちます。
40代後半からはお金を得る目的がだんだんと薄らぎ、今度は「生きがいを得るため」の意識に変わってくるようです。
仕事はほとんどの人が嫌い
仕事好きな人もたまにいますが、基本的には会社勤めの人はお金を稼ぐためが目的のため、ある程度貯める事が出来れば早期リタイアを考える人も多いようです。
投資等を考える人はそういう考えを持つ人が多いんじゃないでしょうか。
仕事にストレスを感じる事が多いならば無理に幸福感を得ようとしたり、生きがいを感じようと頑張ろうとしなくても良いかもしれません。
自分は「家族のために働いている」、「不幸にならない程度に働いている」というスタンスでいる方が気持ちが楽になると思います。
日本は1つの会社に勤め続ける考えが強い
内閣府の「第7回世界青年意識調査」によれば、若者の転職に対しての考えについて「一生一つの職場で働き続けるべき」と答えた者の割合は、
日本 10.3%
アメリカ 2.5%
ドイツ 2.1%
スウェーデン 0.8%
「不満があれば転職した方が良い」、「積極的に転職した方が良い」という質問に対しての回答は、
日本 32.1%
アメリカ 71.2%
ドイツ 60.3%
スウェーデン 91.7%
この結果から、日本人は不満を抱いても無理にそこで働き続けようとする気持ちが強いです。
そういった意味でも日本人はチャンスを逃している事が多いと思います。
合わない仕事やこのまま続けても給料が上がらないと思ったら、思い切って転職をした方が幸福度は上がるかもしれません。
年収が上がると幸福度は上がる
年収1000万から1500万までは年収が上がると幸福度は上がるため、日々の仕事に目標を持って取り組むのが1番良いと思います。
そしてある程度まで貯まったらきっぱり辞めて好きな事をするという目標を持つなり、独立しようとか考えたり。
資格の勉強をしてより幅広く活躍する場を増やすのもアリですね。
とにかく頑張った分給料が上がる事が1番の満足度に繋がるので日々目標を持って取り組むのが大事ですね。
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