2人以上の一世帯あたりの平均貯蓄額が、総務省統計学の調査で判明しました。
2019年の調査結果ですがその額は、
1755万円
中央値は、
1033万円
※中央値
貯蓄「0」を除いて低い方から順に並べた時に真ん中に来る値(実状的な値)
年齢問わずに2人以上の世帯平均額になりますが、皆さんけっこう貯めていますね。
貯蓄平均額の推移(2人以上の世帯)
年 | 平均貯蓄額 (万円) | 年間収入 (万円) | 貯蓄保有 中央値 (万円) |
2010 | 1657 | 616 | 995 |
2011 | 1664 | 612 | 991 |
2012 | 1658 | 606 | 1001 |
2013 | 1739 | 616 | 1023 |
2014 | 1798 | 614 | 1052 |
2015 | 1805 | 616 | 1054 |
2016 | 1820 | 614 | 1064 |
2017 | 1812 | 617 | 1074 |
2018 | 1752 | 622 | 1036 |
2019 | 1755 | 629 | 1033 |
年収はほぼ変わらないですが、貯蓄額が年々増加していますね。
経済の不安から使わない人が増えてきたのでしょうかね。
勤労者世帯の貯蓄額推移
2人以上の世帯でその中で働いている人がいる世帯は55.6%ですが、まだ現役で働いている人がいる世帯の貯蓄額の推移を見てみたいと思います。
年 | 平均貯蓄額 (万円) | 年間収入 (万円) | 貯蓄保有 中央値 (万円) |
2010 | 1244 | 697 | 743 |
2011 | 1233 | 689 | 729 |
2012 | 1233 | 691 | 757 |
2013 | 1244 | 708 | 735 |
2014 | 1290 | 702 | 741 |
2015 | 1309 | 709 | 761 |
2016 | 1299 | 715 | 734 |
2017 | 1327 | 722 | 792 |
2018 | 1320 | 729 | 798 |
2019 | 1376 | 736 | 801 |
年収は高くなりますが、全体での貯蓄額を比べると低くなる結果となっています。
2世帯以上の貯蓄額割合
100万円未満 10.7%
100〜200万円未満 6.0%
200〜300万円未満 5.3%
300〜400万円未満 5.1%
400〜500万円未満 4.4%
500〜600万円未満 4.9%
600〜700万円未満 4.2%
700〜800万円未満 3.7%
800〜900万円未満 3.5%
900〜1000万円未満 2.7%
1000〜1200万円未満 5.9%
1200〜1400万円未満 4.8%
1400〜1600万円未満 4.0%
1600〜1800万円未満 3.5%
1800〜2000万円未満 3.0%
2000〜2500万円未満 5.9%
2500〜3000万円未満 4.7%
3000〜4000万円未満 6.2%
4000万円以上 11.4%
平均値1755万円を下回る世帯は67.7%なので、ほとんどの世帯が平均額より低い結果となっています。
100万円未満の世帯も多いので、お金持ちの世帯が平均を引き上げているんですね。
2人世帯以上の貯蓄の種類
貯蓄の種類別です。この他にも細々とありますが代表的なものを抜粋して、皆さんがどこに貯蓄を当てているのかを年代別に表しています。
年 | 通貨性預貯金 | 定期性預貯金 | 生命保険など | 有価証券など | 株式・株式投資信託 |
2014 | 380 | 758 | 371 | 251 | 175 |
2015 | 394 | 734 | 374 | 264 | 192 |
2016 | 412 | 727 | 378 | 265 | 197 |
2017 | 442 | 712 | 377 | 246 | 188 |
2018 | 460 | 657 | 362 | 234 | 178 |
2019 | 494 | 644 | 345 | 234 | 179 |
通貨性預貯金
期間を設定せずに自由に出し入れ可能な預貯金
定期性預貯金
預けた場合、一定期間引き出すことが出来ない預貯金
勤労者世帯の貯蓄の種類
家族に働いている人が居る世帯の種類別です。
年 | 通貨性預貯金 | 定期性預貯金 | 生命保険など | 有価証券など | 株式・株式投資信託 |
2014 | 308 | 469 | 320 | 136 | 101 |
2015 | 324 | 470 | 310 | 146 | 113 |
2016 | 339 | 439 | 314 | 149 | 115 |
2017 | 371 | 445 | 314 | 145 | 112 |
2018 | 383 | 444 | 307 | 127 | 98 |
2019 | 427 | 438 | 300 | 150 | 119 |
まとめ
平均でみると貯蓄額は多いように見えますが、実際はお金持ちの方が平均を上げているだけのようです。
そして株に投資しているよりは定期性預貯金での貯蓄が皆さん多いんですね。
簡単に引き出すことが出来ないようにするのが貯まるポイントなのかもしれません。
老後のためにも若い内からコツコツ貯めていきたいですね。
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